日本語でゲーム形式のディベートをするのがわたしたちのサークル。
でも、そもそもディベートとはどんなものでしょうか?
<ディベート=討論>ではありません。テレビの討論番組や学級会とは違います。
ディベートではあるひとつの論題について、肯定側・否定側のどちらかの立場にランダムに振り分けられて
議論します。
また、ジャッジ(審判)がおり最終的にどちらの議論がより説得力があったかを判断して勝敗を決めます。
相手をやりこめても勝つことはできません。
あくまでも論理的に筋が通っていることがポイントです。
カタイ真面目なものから、やわらかい楽しいものまではばひろくやっています。
文系・理系どちらかが有利ということもありません。
まったく興味のない分野の論題でも、議論を深めるうちにおもしろさに気づくことがあります。
それもまたディベートの醍醐味のひとつ。
だいたい半年間ほど同じ論題を扱い、議論を洗練させていくことが多いです。
いままでに扱った論題はこちら
ディベートは様々な能力を磨く訓練になります。
実際、官公庁や企業の研修ではディベートが行われています。
どのような力がつくのか代表的なものをまとめてみます。
- 複眼思考
- 肯定側・否定側の両方から議論をすることでどちらか一方にかたよることなく、
- 第三者的にモノをみたり考えたりすることができるようになります。
- 論理的思考力
- あくまで論理を競うのがディベートです。筋道の通った思考や説明ができるようになります。
- リサーチ能力
- 私たちほど図書館を使いたおしている学生はそういません。議論をサポートする証拠資料を集めるためです。大量の文献を速く、正確に読みこなす能力はレポートや論文を書くときにも役に立ちます。
- プレゼンテーション能力
- ジャッジを説得するためには落ちついて自分の考えをわかりやすくつたえる必要があります。
- 人前でのスピーチがうまくなるなど、プレゼンテーション能力を磨く訓練にもなります。
多くの先輩がディベートの効果を認めています。
具体的には
- 文章の論理構造がすぐにわかるので、レポートや卒業研究で役に立った。
- 図書館の使い方が上手くなる。ディベートをはじめてから10館以上いった。就職活動では一社も落ちなかった。
- 速記ができるようになる。先生の板書がどれだけ速くても書き漏らしたことはない。
- なぜか本を読むのが速くなる
などなど
公務員試験ではよくディベートが課されますし、
民間就職でも「一社も落ちなかった」という先輩がいるように、有利に働きます。
研究者の道にすすんだ先輩もいます。
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